月別アーカイブ: 2015年8月

ユトリロ

imageひろしま美術館の特別展に出かけました。

ユトリロとヴァラドンというタイトル。

この美術館は以前カルテットを演奏させて頂き、その雰囲気の素敵さに、感激した場所です。常設の絵画には、わたしの好きなゴッホやシャガールもあります。

印象派の絵が好きなわたしですが、ユトリロのことはあまり知りませんでした。近代フランスの画家なのですね。
ヴァラドン、というのはお母さんの名前。ヴァラドンは自身も画家でその美貌ゆえ、いろんな男性にもてたそうです。画家のモデルを務めるだけでなく、音楽家のサティまでも、虜にしました。
しかしそのせいでユトリロは小さい頃からお母さんといる時間が短く、精神的に不安定に。若い頃からアルコールに異存し、その治療の一環で絵を書き出したのが、キャリアの始まりだそうです。
ユトリロの絵は、路地や建物などが主ですが、なんとも言えない、古めかしさというか、ぼやっとした感じというか(良い意味です)とても魅力的でした。線をくっきり書いたりはしないけど、少し離れるとそこにその風景が広がって見えるところは、少しゴッホに似ているように感じました。
その半生を知って絵を見ると、さらに引き込まれるところは、作曲家のことを知って曲を聴くのと、全く同じです。

 

大晦日のコンサート

IMG_3841この度、日本センチュリー交響楽団のファンクラブの方々が企画してくださり、大晦日にコンサートをさせて頂く運びとなりました。出演はピアニストの長尾洋史さん、そして現在同じ広島交響楽団に所属している打楽器奏者の岡部亮登さんです。岡部さんは昨年の日本管打楽器コンクールで見事一位に輝き、内閣総理大臣賞を受賞した新鋭です。今回演奏予定のジョリヴェの打楽器協奏曲は、優勝された時の曲。めったに生では聴くことが出来ないと思います。そして私は大好きなツィゴイネルワイゼンやフランクのソナタやを演奏します。長尾さんとは何度も演奏している思い入れのある曲です。弦楽器と打楽器のコンサート、とても珍しいです。ご予約はこのホームページお問い合わせメールフォームでも受け付けております。ぜひぜひお越し下さいませ。

公演 2015年12月31日(木)14時開演

会場 兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール

出演 pf 長尾洋史 perc. 岡部亮登 vn 蔵川瑠美

曲目 Sarasate Zigeunerweisen

Jolivet concerto pour percussion より

Frank Violin Sonata etc.

料金 2000円

ご予約 □芸術文化センターチケットオフィス(電話0798-68-0255)9月1日発売

□蔵川ホームページお問い合わせメールフォーム(ご住所、お名前、連絡先をご記入ください)

□クラシックファンが創るコンサートの会 代表下村 (090-8376-8073 kotozatubaki@ezweb.ne.jp)

アルゲリッチさん

8月5日平和の夕べコンサート、ならびに広響サントリーホール公演が無事に終わりました。

今回は、ヒンデミットの世界の調和という交響曲と、ベートーヴェンのピアノコンチェルトを演奏しました。ソリストは世界中で有名なマルタアルゲリッチさんです。

練習場で席についてアルゲリッチさんを待っていると、控え室の方から、thank you! thank you! という彼女の声が。とても穏やかな表情で登場されました。時差ぼけで大変なのと言いながら、すぐに全曲通しましたが、その音色のすばらしさに一同息を飲みました。羽を触るような軽い指のタッチを目の前で見ました。

指揮者の秋山マエストロと同い年の74歳だそうです。

初日の練習が終わって、「アルゲリッチさんがね、ピアノコンチェルトの出だしのオーケストラのパートがとても奇麗だったって言ってくれたんだよ、みんなありがとう」と嬉しそうにお話される秋山マエストロ。メンバーみんな嬉しくなりました。

東京公演では天皇皇后両陛下もいらっしゃいました。皇后様とアルゲリッチさんがお友達でご招待されたそうです。

なんだか信じられないようなことばかりの日々でしたが、とても良い経験になりました。本番の模様は今月30日NHKEテレで放送されます。ぜひご覧ください。

マルタ・アルゲリッチ&広島交響楽団 被爆70年・平和への祈り

放送日時:8月30日(日) Eテレ 午前0:00~午前1:40 ※29日(土)深夜

被爆70年となる2015年。世界でもっとも注目を集めるピアニストの一人、マルタ・アルゲリッチと、”Music for Peace”を掲げる広島交響楽団が共演する。
音楽を通じて犯罪や戦争を減らしたいという考えから、貧しい子どもたちと一緒に 演奏したり、東日本大震災のチャリティーコンサートを開くなど、独自の活動を展 開してきたアルゲリッチ。この夏、平和への願いを込めて、デビュー曲であるベー トーベンの「ピアノ協奏曲第1番」を広島交響楽団と演奏する。また、広島の原爆 詩とアウシュビッツの経験に基づく詩を、アルゲリッチの次女アニー・デュトワ、 作家の平野啓一郎が朗読。平和をテーマとするコンサートをじっくりお届けしたい。
<曲目>
ベートーベン作曲 「エグモント」序曲 作品84
ベートーベン作曲 ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15
ヒンデミット作曲 交響曲「世界の調和」
<収録>
2015年8月11日 サントリーホール
<出演>
ピアノ:マルタ・アルゲリッチ
管弦楽団:広島交響楽団 指揮:秋山和慶(広響音楽監督)
朗読:アンヌ・カトリーヌ・デュトワ、平野啓一郎