月別アーカイブ: 2014年7月

加藤登紀子さんwith 広響 愛と平和のコンサート

写真-9写真-10本番前ロビーで

昨日は広島で加藤登紀子with広響 愛と平和のコンサートでした。

加藤登紀子さんは、私が数年前、音楽家の大先輩に、「名曲が沢山あるからから是非聴くといい、私達の仕事にも通じるものがあるよ」と教えてもらって以来、私の大好きな歌手です。

「難破船」は、加藤さん自身の作詞作曲で、後に中森明菜さんに楽曲提供されています。「時には昔の話を」という歌はスタジオジブリの映画「紅の豚」の中でも流れます。時には甘く、時には強く、心が揺さぶられるような声で、聴く度に進むべき道を示してくれているような気がします。
そんな憧れの加藤登紀子さんと一緒に演奏できるなんて、ずっと前からとてもワクワクしていました。
リハーサルにいらした加藤さんは、とても大きく温かい、みんなのお母さんのようなオーラを放っていらっしゃいました。曲の表現の指示や、テンポ感など、細かく説明してくださり、一つ一つの曲に大切な思いがこもっているのが伝わってきました。

本番では、曲の合間に、加藤さんがトークをしながら進行します。
恋愛の話、失恋の話、人が愛情を最も感じる瞬間は、それを失ったとき。人は何歳になっても、今が真っ只中だという話。震災で被災地を訪れた時、出会った少年の話、、広島の原爆の話では、もう少し早く戦争が終わっていてくれたらと、涙ぐまれました。

70歳になられる登紀子さんの人生観が溢れていました。
自身の強い意志が感じられ、それでいてとても温かい、器の大きな人。日本人の誇りだなぁと感じました。

私にもちょっとだけソロの部分がありましたが、登紀子さんがこちらを見て微笑んで歌ってくださるので、目をハートにしながら演奏しました。

いつかこんな女性になれたら、、そう思わずにはいられない時間でした。

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加藤さんオフィシャルグログhttp://ameblo.jp/tokiko-kato/

 

クラシック・レクイエムコンサート

【8月2日開催】広響コンサートミストレス・蔵川瑠美が出演
「クラシック・レクイエムコンサート」
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ピース・アーチひろしま「クラシック・レクイエムコンサート」に
広響コンサートミストレス・蔵川瑠美が出演します。鑑賞料は無料です。
共演の萩原麻未は、今回被爆ピアノを演奏に使用。広島から、音楽による
「平和のメッセージ」を発信します。

8月2日(土)18:30~19:00/元安川親水テラス(広島平和記念公園内)
ピアノ:萩原麻未  ヴァイオリン:蔵川瑠美

♪演奏予定曲
バッハ=グノー:アヴェ・マリア (萩原麻未)
メンデルスゾーン:春の歌 (萩原麻未)
シューマン:献呈 (萩原麻未)
ブラームス:子守唄 (萩原麻未)
エルガー:愛のあいさつ (萩原麻未&蔵川瑠美)
クロール:バンジョーとフィドル (萩原麻未&蔵川瑠美)
マスネ:タイスの瞑想曲 (萩原麻未&蔵川瑠美)

↓詳細は「ピース・アーチひろしま」ホームページをご覧ください。↓

http://www.peace-arch-hiroshima.net/topics/140802.html

終演後

終演後はロビーでお客様との交流会がありました。

定期初登場の感想や、広島に来て感じることなど、インタビューして頂きました。左は事務局の荻原さん。うまく乗せてくださいました。演奏会のあと、お客様とお話するのが大好きで、良かったことも、良くなかったこともぜひ聴かせて欲しいというようなお話をしています。

この後、沢山のお客様とお話することが出来ました。もう10年以上広響を聴いてくださっている方、遠方からいらしてくださった方、皆さん様々です。やはり、感想をお聞きするのは勉強になります。

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聴きにきてくださった小学生の女の子と

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彼女が楽しそうに踊ってくれていたので、佐久間さんと参加してみました。

 

広響マーラー

先週は広響定期でマーラーの4番のシンフォニーを演奏しました。正式に広響に入ってから初めての定期、私にとってはデビュー戦となります。マーラーの作曲した交響曲はとても編成が大きく長い曲が多いですが、この4番は中でも最も編成が小さく、長さも一時間を切ります。

♫しゃんしゃんしゃんしゃん という鈴の音で始まり、明るく楽しい曲?かと思ったら、グロテスクな音や、妖艶な音、あまり耳にしないような奇妙なグリッサンドの音があちこちから聴こえてきたりします。二楽章ではバイオリンの調弦を二度ずつ下げた楽器で奏でる、悪魔のようなソロが出てきます。とろけるような三楽章、歌の出てくる四楽章、と見所がいっぱいの曲です。

今回は第一コンサートマスターの佐久間さんと一緒に並んでの演奏でした。つまり、私はサイド、アシスタントの役目です。二楽章では、コンマスが楽器を持ち替えたりとても忙しく大変ですし、表(客席側)に座っている人と裏に座っている人が全然違うニュアンスのことをしたりするので、自分の役目をしっかり果たせるように取り組みました。また、サイドにもソロが出てきます。センチュリーにいた頃、一度弾いたことのある、思い入れのある所だったので、また演奏することが出来てとてもうれしかったです。ほんの数秒のソロですが、どんな風に聴こえるか、他の楽器の人に聴いてもらったり、一緒に演奏する管楽器のパートの人と個別に練習したりしましたが、毎日少しずつ理想に近づけて行くその過程もとても楽しかったです。

前回演奏した時はわくわくしましたが、今回は胸にジンときました。歳を重ねた証拠でしょうか。

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わざわざ大阪から駆けつけてくださった心強いお客様とロビーで写真-8

アパラチアの春

先日、日本センチュリー交響楽団のコンサートを聴きに行きました。

9月に、広響のディスカバリーシリーズで演奏させて頂く曲目がプログラムに入っていたからです。コープランドのアパラチアの春という曲です。演奏機会の少ない曲なので、生で勉強できるなんて、とても幸運でした。霧がかかったように神秘的な音の中で確かに何かが動き始めている予感がするように始まります。バレエの為に書かれた曲ですが、音で光を表現しているような気がしました。いかにその情景をお客様に伝えるか、実践するのはとても難しい課題だと思いました。

客席でコンサートを聴くのはとてもいい勉強になります。舞台の上にいるだけではわからないことが沢山あることに気づかされます。

演奏会後ロビーに出てきてくださった団員の方にお会いして、曲の感想や、大変だったところなど伺いました。職場は違っても同じオケマン、大切な仲間です。写真は高校からの同級生の奏ちゃん。ヴィオラの首席奏者です。オケではずっと指揮者を挟んで向かいあわせに座って演奏する姿を見てきましたが、辛いとき、悩んでいるとき、何度も勇気を貰いました。

さあ、今週は広響定期デビューです。

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