広響マーラー

先週は広響定期でマーラーの4番のシンフォニーを演奏しました。正式に広響に入ってから初めての定期、私にとってはデビュー戦となります。マーラーの作曲した交響曲はとても編成が大きく長い曲が多いですが、この4番は中でも最も編成が小さく、長さも一時間を切ります。

♫しゃんしゃんしゃんしゃん という鈴の音で始まり、明るく楽しい曲?かと思ったら、グロテスクな音や、妖艶な音、あまり耳にしないような奇妙なグリッサンドの音があちこちから聴こえてきたりします。二楽章ではバイオリンの調弦を二度ずつ下げた楽器で奏でる、悪魔のようなソロが出てきます。とろけるような三楽章、歌の出てくる四楽章、と見所がいっぱいの曲です。

今回は第一コンサートマスターの佐久間さんと一緒に並んでの演奏でした。つまり、私はサイド、アシスタントの役目です。二楽章では、コンマスが楽器を持ち替えたりとても忙しく大変ですし、表(客席側)に座っている人と裏に座っている人が全然違うニュアンスのことをしたりするので、自分の役目をしっかり果たせるように取り組みました。また、サイドにもソロが出てきます。センチュリーにいた頃、一度弾いたことのある、思い入れのある所だったので、また演奏することが出来てとてもうれしかったです。ほんの数秒のソロですが、どんな風に聴こえるか、他の楽器の人に聴いてもらったり、一緒に演奏する管楽器のパートの人と個別に練習したりしましたが、毎日少しずつ理想に近づけて行くその過程もとても楽しかったです。

前回演奏した時はわくわくしましたが、今回は胸にジンときました。歳を重ねた証拠でしょうか。

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わざわざ大阪から駆けつけてくださった心強いお客様とロビーで写真-8